水泳やジョギングなど健康のために体を動かしている人がたくさんいますが、
最近、水泳が脳にもいいということが言われています。
水泳が脳に与える効果などいろいろまとめました。
水泳の脳への効果
脳に水泳が良い、効果があると言われるには、いくつかの理由があります。
水泳の脳への効果:脳の発達
脳は、刺激を受けることで発達します。
運動をすることでも脳は刺激を受けていますが、
運動の中でも水泳は浮くために、全身運動をします。
全身運動をすることで体、全体に刺激を与えて、行き渡らせることができるのです。
このことで、脳細胞が刺激され、『空間認知能力』を高めることができます。
『空間認知能力』とは、物体の位置・方向・大きさ・形状など
物体が三次元空間において占めている状態や関係をすばやく正確に把握、認識する能力のこと。
例えば、算数の図形問題などに強くなったりします。
想像力と思考力が刺激によって強くなります。
また、水の浮力を使って自由にからだを使って遊んだりすることは
脳科学の分野でも「脳にいい」ということが実証されています。
奥が深くて、ビックリすることがたくさんあって水泳ってすごいですね!
もっと詳しく水泳を掘り下げてみると、脳から出される物質があることがわかってきました。
柔らかな水の感触、身体に感じる浮力、心地よい水温などを体(皮膚を通して)に感じることで、
脳内から神経伝達物質である、ドーパミンやβエンドルフィン、セルトニンなどが分泌されます。
これらの物質は、癒し効果があると言われています。
セルトニンは、幸せホルモンと呼ばれ、有酸素運動でホルモンの刺激を受けると分泌されます。
この物質は、うつ病などの薬などの成分と同じです。
脳内から自然にでるセルトニンは加工して作られたセルトニンと違うので、
当たりまえのことですが、副作用はありません。
泳ぐことによって、気分がすっきりして、
ストレス解消できるのは、このセルトニンのおかげだったんですね。
◆水の中では、体はとてもリラックスした状態になります。
その状態でテクニックなどを工夫することなどを考えたりする
その過程の積み重ねで、頭が良くなると言われています。
また、水の感触、温度の刺激が全身から脳に伝わっていくと、
脳内にある視床下部や脳下垂体に届きます。
この部分に到達して脳が反応することで、
脳の中枢からホルモンが分泌され活性化することになります。
水泳のような有酸素運動は、脳内の毛細血管が発達します。
そのことで、脳へ送られる血流が増加し、脳の発達を促します。
また、前頭葉への血流が多くなることで、集中力も高められます。
脳は熱に弱いので、陸上でおこなわれるスポーツよりも
水中でおこなわれる水泳は、身体の熱を適度に冷ましてくれます。
そのため、脳に負担がかからないので、脳が傷つけらない
という良いメリットの部分が水泳にはあるのです。
小脳も水泳のテクニックや身体制御の記憶をすることから
脳の機能が刺激されて、脳の発達に役立っています。
水泳は、確実に脳の機能全体を向上させることができる
とても優秀なスポーツと言えるでしょう。
このようなことから、幼少期からの水泳は理にかなっていると言えますね!
おもしろいところだと、胎内で羊水に包まれていたとき、生命が誕生した原始の海の記憶が
脳のどこかしらに残されている可能性があるなど諸説あります。
水泳の効果って興味深いことがたくさんありますね!
たしか、私の同級生にも小さい時から水泳を習っていて、とても頭のいい友達が居ました。
頭が良かったのは水泳のおかげだったんだと解り、納得です。
水泳のもつ力は恐るべし!ですね!
水泳の脳以外への効果:筋肉・健康・美容
水泳が脳にとてもいい効果をもたらすことがわかりましたが、
それ以外にも効果を発揮することがわかっています。
水泳をすることで感じる、「抵抗」「水圧」「浮力」「水温」のメリットは、
①抵抗は、筋肉機能に良く利く。
②水圧は、呼吸機能に利く。
③浮力は、関節に利く。
④水温は、代謝を促す。
などの効果が得られ、呼吸機能などの強化にも良いので、喘息などの改善にも役立ちます。
また、筋肉機能などにも利くことのら、肥満の改善もできます。
他の運動に比べて、運動強度が高いのは水泳の利点ですね。
有酸素運動を生かして、ダイエットにもってこいのスポーツ、水泳は、基礎代謝も上がるので、
より多くのエネルギーを消費できるようになるので太りにくく、
痩せやすい体になることが可能です。女性には嬉しいことですね!!
代謝を促すことは、皮膚が刺激されておこります。
全身の皮膚が水中で刺激されることにより、免疫が向上したり、血液の循環も良くなります。
そのため、病院のリハビリなどに水泳が取り入れられている場合もあります。
その他にも、心肺機能が上がる、疲労回復効果、肝臓や筋肉の代謝機能が上がる、
胃腸の働きを活性化させるなどいろいろな効果が期待できます。
水泳は全身運動なので、まんべんなく、体の機能の持つ力を発揮できます。
身体にも良い水泳、脳にも良い水泳は、私達の健康や記憶の維持にも、とても役立っています。
脳科学の分野では水泳が脳に良いという研究がなされていて、実証されています。
水泳は小さい時からでも始められるスポーツです。
泳げなくても、水に触れ、水の感触を覚えることで、脳内細胞が刺激されます。
幼少期は、たくさんの刺激を受けることで、脳が発達します。
脳の成長を促す水泳は、とてもメリットの大きなスポーツですね。
水泳の効果、脳には?:まとめ
小さい時は体の免疫力も大人より高くはないので、丈夫な体を作るのにも水泳は適しています。
水泳をこれからを始める人も、始めている人も水泳の良さを知り、
体のみならず脳にも良いスポーツ「水泳」を楽しんでください!
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