新築一戸建てを購入するタイミングといえば、結婚した時、あるいは出産や子供の
成長に合わせてといったものが多いですよね。しかし、ここ最近では結婚しない
男女が増えているという背景もあり、新築一戸建てを購入する独身者が増えています。
「50歳の男女で一度も結婚したことがない人の割合」を示す生涯未婚率が1990年
には男女ともに4〜5%だった数値が、2015年の調査では男性23.4%、女性14.1%と大幅に上昇しています。
いまやマイホームは、結婚した世帯や子どもを持った夫婦だけが買うものではないのです。
独身女性が家を買うこと自体は今に始まったことではありません。
だからこそ、ぜひとも家を建て、心も暮らしも自由になって、人生をより楽しいものにしたいですよね。
でも、気になるのが独身女性が家を購入するメリットやデメリットですよね。人生の大きな買い物です。失敗のない買い物にしたいですよね。
独身女性が家を建てるメリット
男性でも女性でも、マイホームを買うならやはり一戸建てがいいと考える方は多いようです。
独身女性が一戸建てを購入する場合、どういうメリットがあるのでしょう。
独身女性が家を建てるメリット:老後の生活も安心
一人暮らしの魅力は、自由気ままに、マイペースに生活できることです。
しかしその分、何事も自分ひとりで決断し、問題を解決していかなければなりません。
そうなると、不安材料はできるだけなくして安心して暮らせる状態にすることが大切です。
経済面、健康面も重要ですが、何よりも、自身が住み続けられる家があるということは、
今後の人生において大きなメリットではないでしょうか。
男女ともに独身者が最も心配しているのは「老後の生活」だと言われています。
例えば高齢の独身者の場合、マンションやアパートといった賃貸物件の契約が難しくなります。
また、高齢化社会が進むにつれて老後の生活費への不安も大きくなって
いくのではないでしょうか。独身の人でも貯蓄に多く回せるような高収入者は決して
多くありません。しかし、一戸建てを購入して家賃として支払っていた金額を将来の
資産に回せば、問題は解決するはずです。
独身女性が家を建てるメリット:隣室を気にしなくてよい
一戸建てのメリットとして、庭で家庭菜園やガーデニングを楽しんだり、好きなペットを
飼ったり、家の中を自由にDIYしたりと、趣味を満喫することができます。
人を招いたりする時にも、マンションのように
隣室を気にする必要がないといった点も魅力的ですよね。
独身女性が家を建てるメリット:結婚しても住める
もちろん、家を建てたからといって一生独身ということではありません。
今後結婚することがあっても、一戸建ての家ならパートナーと共に住むことができます。
間取りが不便ならリフォームすることができるし、場合によっては貸し出しや売却を
検討しても良いかもしれません。相談しながらより良い活用方法を見つければいいのです。
このように、ライフスタイルが変化したとしても、
臨機応変に対応できるのが一戸建ての最大のメリットだと言えます。
独身女性が家を建てるデメリット
魅力の多い一戸建てですが、もちろんデメリットもあります。
独身女性が家を建てるデメリット:独り身の寂しさを余計感じる
まず、居住空間が広い分、独り身の寂しさを感じることがありそうです。
マンションとは違い共有スペースがないため、突発的な病気に見舞われたり、
犯罪に巻き込まれたりした際に、発見が遅れる可能性もあります。
また、庭や外構などの外回りの手入れ、
修繕などは自分で手配をしないといけなくなります。
人付き合いが苦手な方は、住む場所によってはご人間関係や行事への参加共用など、
面倒事に巻き込まれる可能性は高くなります。
独身女性が家を建てるデメリット:固定資産税
金銭面では固定資産がかかることになります。
しかし、それはそこに住むための必要経費です。
マンションに住めば、それとは別の経費がかかるのだから同じことですね。
独身女性が家を建てる時に特に注意すべき事柄とは?
このように、一戸建てにはメリット、デメリットがいろいろとあります。
それを踏まえたうえで、どんな家を建てれば
満足のいく一人暮らしが叶うのかを考えてみましょう。
自分の持ち家と思うと大きな期待と憧れを抱き、
それに向かって理想の家を造り上げようと思いますよね。
どんな家で、どのような暮らしをしたいのかを思い描くことは大切ですが、
憧れが強くなり過ぎると、判断力を鈍らせてしまいます。
地に足をつけて考え冷静に検討していきましょう。
また、立地条件も大切です。
一戸建てはマンションと比べると侵入口が多く、防犯面は万全とは言えません。
また、駅やバス停からの道のりも大事なところです。
車通勤なら問題ありませんが、公共交通機関を利用するなら道のりを歩いてみて
街灯の位置や死角になり易いところがないかは確認したほうがいいでしょう。
働く女性から見て、コンパクトにまとまった間取りと
立地のよさからマンションを購入する女性が増えました。
しかし、実際に購入した女性に話を聞くと
「マンションを買ったが本当は一戸建てがほしかった」
「これから家を買うならできれば一戸建て」と思っている方が多くいるそうです。
そうなると、女性の一人暮らしにオススメな家は、やはり平屋ではないでしょうか。
広さ、間取り、収納スペースなど、ゆとりを持って
プランニングしても1階建てで十分だと思います。
コンパクトで生活動線がシンプル、暮らしやすくメンテナンスもしやすいため、
本当の意味で足も手も伸ばして自分の自由な時間を謳歌できるのではないでしょうか。
独身女性が家を建てる為のお金の使い方:借入金額と返済期間
実際に家を建てるとなると、気になるのは資金の問題ですよね。
住宅ローンを組む際に重要なのは、無理なく返済していけるかどうかです。
その判断材料の一つが「返済負担率」です。
収入に対して、住宅ローンの返済負担率を年収の30%~35%まで
融資可能としている金融機関が多いですが、
無理なく返済できる返済負担率は“25%前後”が目安とされています。
例えば、年収500万円の場合はその25%である125万円が目安となり、
月にすると10.4万円が限度。
借入額が3,000万円なら月々の返済額は9~10万円ですから、
返済負担率の面ではなんとかクリアできているといえます。
より負担を軽減したいなら、頭金を購入額の2割程度は用意しておくと安心です。
そして無理のない返済計画を立てることが重要です。
若いうちに購入して、快適な生活を早くから手に入れるのもいいでしょう。
もし、40代以降での購入なら、返済期間35 年で資金計画を組む場合でも、
繰り上げ返済で60~65歳までの完済を目指しましょう。
退職後にローンが残るのは大きな負担になります。
退職金で残債を一括返済すると、よほど綿密に計画を立てない限り、
老後の生活資金が足りなくなることもあるからです。
老後にもらえるお金を正しく把握して、若いうちから繰り上げ返済の額や
時期の計画を立てましょう。
また、建物や設備の老朽化も考え、定期的なメンテナンスが必要になります。
その都度費用がかかりますから、
その費用をきちんと貯金して備えておきましょう。
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独身女性が家を建てるメリットとデメリット:まとめ
住宅を持つということは大きな安心につながりますが、買えば終わりではありません。
むしろ、購入をきっかけに新たな生活が始まるのです。
一人で悩むよりは、ファイナンシャルプランナーのような専門家や
実際に一戸建てを購入した女性に話を聞いてみるのが一番良いかもしれませんね。
妥協しながらも、自分が心から納得する住み心地のいい家を手に入れましょう。
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