年齢が離れている兄弟のことを「歳の差兄弟」と言われますが、
そもそもどれくらいの年齢差を表しているんでしょうか。
私自身4歳年上の兄がいますが、同じ小学校の時は一緒に遊んだり一緒に学校に
通ったりしている時には年齢が離れているとは思っていませんでしたが、
学校が一緒じゃなくなると(特に高校1年生と小学6年生の時には)離れてるなと感じましたね。
でも大人になってみれば、もう年齢なんて関係ないですね。
実際私の周りの兄弟、姉妹を見てみると大体2~3歳程度離れていますね。
一般的には、5歳から6歳以上兄弟間の年齢が離れたら
「年の差兄弟だね」と言われることが多いようです。
子供同士の年齢が近いと、友達感覚で遊ぶことも出来ますが、お互いにぶつかり合うのでケンカもしますよね。
でも年の差があると、上の子が一歩引いて下の子に気を使うことが出来るため、
むやみにケンカしないというイメージがありますが実際はどうでしょうか?
10歳差の兄弟を育てる私がお伝えします。
年の差兄弟のメリット
歳の差の最大のメリットと言えば、上の子が手がかからなくなっているため、
下の子に十分に向き合える時間が増えるということではないかと思います。
また上の子も自分が“お兄ちゃん(お姉ちゃん)になった”ということで、弟(妹)を
かわいがってお世話もしてくれるはずです。
兄弟が出来るのを心待ちにしていた子にとっては、
親が思っている以上の喜びを感じているのではないでしょうか。
5歳~6歳というと、幼稚園の年長くらいになり、着替えや食事、入浴、トイレなど
ある程度自分のことが自分で出来るようになって、ママも余裕を持って
下の子にもしっかりと向き合える時間が増えるということです。
また、これくらいになると、家事のお手伝いも十分にしてくれます。
ママが下の子のお世話で大変な時に、食事の準備を手伝ってくれたり、
洗濯物をたたむのを手伝ってくれることもあるでしょう。
哺乳瓶でミルクをあげたり、おむつ替えなど、赤ちゃんのお世話もしてくれるようになります。
特にお姉ちゃんだとは自分がママになったような気持になるんじゃないでしょうか(^^)
上の子と下の子の年齢が近いと、赤ちゃんを2人同時に育てている感じですよね。
双子ちゃんだと同じく大変なんですけど。
ママとしては、肉体的、精神的に大変だと思います。
それに、兄弟でママの取り合いになることもあるようです。
でも、歳の差がある兄弟だと上の子は今まで自分がパパやママに愛情を与えて
もらってきたことを思い出し、下の子にも愛情を与えられるのではないでしょうか。
実は私も歳の差姉弟の子供がいます。我が家はお姉ちゃんと弟が10歳離れています。
お姉ちゃんは自分に兄弟が出来ることを知った時は、すごく喜びましたよ。
生まれる前から、自分がお世話すると張り切っていました。
病院で初めて会ったときには従姉妹に“私の本当の弟よ”と嬉しそうに話して
いたのを今でも忘れられません。
従姉妹は3人兄弟だったので、自分にも弟ができて嬉しかったんでしょうね。
弟ができるまでは親子3人で寝ていたんですが、
それからは自分の部屋で一人で寝るようになりました。
“お姉ちゃんだから今度は弟に”と思う気持ちがあったんでしょうか。
でも、やっぱりたまにはお姉ちゃんも甘えたくなるようで(まだ小学生でしたから)
その時はもちろんスキンシップを取っていましたよ。
年の差があっても、2人とも大事な我が子ですからね(^^)
それと、年の差兄弟の他のメリットとしては、金銭的な負担が少ないことです。
年齢が離れていると上の子が一番教育費がかかる時期に、
下の子はまだかからないことが多いということです。
我が家で言えば、上の子が大学に進学していても下の子はまだ小学校の義務教育の時期です。
そのため年齢が近い兄弟・姉妹よりも金銭的な負担は少ないといえますね。
年の差兄弟のデメリット
では、逆に年の差兄弟のデメリットは何でしょう。
まず、育児期間がトータルで考えると長くなるということですね。
私自身もそう感じました。4~5年前に小学校卒業したと思ったら、また入学式。
また一からやり直しだ・・・(^^;)と思ってしまいました。
偶然にも、上の子と下の子がどちらも同級生のママ友がいるので
「また一緒ね」とか言いながら、学校で会ってます。
金銭的な負担も一度にかかる分は少なくても、長期に渡ってかかるということになります。
これは自分たちの老後の資金をため始めるスタートが遅くなるという
デメリットがあります。
育児に関しては、上の子の時の子育てを忘れてしまうということです。
おっぱいのあげ方、おむつの替え方、お風呂の入れ方。
10年近くたつとすっかり記憶が薄れ、あれ?こうだったっけ?と思うこともあるかもしれません。
私の場合は、夜泣きでほぼ毎日起こされ、
上の子の時よりもぐったり疲れてたような気がします。
体力も10年経てば衰えますからね。まぁ、これも、もう過ぎたことで
忘れちゃってますけどね(^^;)
学校関係のイベントにも多少のデメリットがありますね。
参観日や運動会など、パパやおばあちゃんなどに
下の子の面倒を見てもらうことができなければ、
自分が連れていくことになります。
私は、実家が近くなので下の子が生まれた年の運動会では、
おばあちゃんに預けることができました。
さすがに、運動場の土ぼこりがするようなところには赤ちゃんは連れて行きたくないですから。
私がもう一つ困ったなと思ったことは、行きたいお出かけ場所が合わないと
いうことでした。上の子が遊園地に行きたいと言っても、下の子が乗れる
アトラクションはあまりなく、かといって小さい子供向けの遊園地だと上の子が何か物足りない。
見たい映画も違ってくるし、ショッピングモールに行っても
行きたいところが違ってくる。そうしているうちに、上の子は高校生になって
部活が忙しくなり、家族一緒に出掛けることも少なくなっていきました。
年の差兄弟は仲良し?
年の差がある、ないにしろ兄弟喧嘩は多少なりともあると思います。
我が家も10歳離れていても喧嘩するときには年の差関係なくどちらも本気
ですからね。もちろん、結果は見えてますが。
姉が抑え込めば、もうそれ以上どうすることもできませんから
弟は泣き寝入りするしかありません(^^;)
だからといって仲が悪いわけじゃなく、遊ぶ時には仲良く遊んでいますよ。
何より大切なのは、年齢が離れている子供
それぞれに応じた心のケアじゃないでしょうか。
いくら年の差があっても、上の子も下の子も可愛い我が子であることは変わり
ありませんよね。誰も無理することなく、兄弟同士仲良く暮らしてほしいと思います。
年の差兄弟のメリットとデメリット:まとめ
我が家は10歳兄弟ですが、何度も言いますように年の差関係なく
どんな兄弟の形にしろ、大切な子供たちです。
年の差が少なかろうが大きかろうが
どちらもメリット・デメリットあると思いますが、
結局は仲良しでいられるならそれで良いのではないでしょうか^^
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