ラマダン中は水もだめで飲めない?熱中症の心配は?食事について解説

ラマダン中は水もだめで飲めない?熱中症の心配は?食事について解説年中行事
スポンサーリンク

先日、ラマダン(イスラム教徒の断食月)期間が発表され、

2020年は5月5日(日)より6月4日(火)までとなりました。

断食といっても24時間するのではなく日の出から日没まで。日中の断食をほぼ1か月連続で過ごさなければなりません。

太陽が出ている間だけではありますが、動き回る時間に何も食べられないのは辛いですよね。

 

ラマダンの期間は純粋な太陽歴に従って行うため、毎年11日ほど前にずれて

いくことになります。そのため、今年は5月5日より行うことになりますが、

真夏にラマダンの期間が当たる年もあるということです。

もし真夏に断食になった場合も水一杯も飲むことができないのでしょうか?そうなると熱中症の危険があるのではないでしょうか?

スポンサーリンク

ラマダン中は水もだめ?飲めない?

 

ラマダン中は断食ですので、水ももちろん飲んではいけません。

私たちの感覚からするとラマダンは、非日常的なもののように感じられますが、

現地の人々は幼いころから家族と一緒に行われているものなので、基本的に

ラマダンの期間はそうするのが当たり前という感覚なのでしょう。

 

確かに最初の1週間は辛いというという人もいます。けれども、断食が板に

ついてくると、飲み食いできない現状がそれほど辛いことではないと思うようになってくるそうです。

 

24時間何も食べれないというわけではないので、断食が始まる日の出前に

家族みんなで食事を取り、日没までの断食が終わる時間までを過ごします。

もちろん、ラマダンの期間だからといって学校や仕事が休みになるわけでは

ありません。みんながそれぞれいつもと同じ時間を過ごします。ただ、休憩時間や

お昼休みに何も飲み食いができないということですね。

 

ラマダン中は水も飲めないなら、熱中症の心配は?

 

でも、水を飲まなかったら体調には影響はないのでしょうか。

熱中症の心配はないのではないでしょうか。

特に夏の時期がラマダンにあたった場合、

特に気を付けないといけないのではないでしょうか。

 

実際にこのような質問をいろんなイスラム教徒にしたところ、

熱中症で倒れただとか、飲み食いをしないラマダンのせいで死んだ、という話はないそうです。

そもそも、断食中のムスリムは、ラマダンを無事過ごすための知恵をつけている

のです。まずは、日の出前にしっかり水分をとることですね。

日没まで脱水症状にならないよう、個別で対策します。

 

例えば、日中は体力を消耗するので、外に出ず家の中にこもるだとか、寝て断食

明けまでの時間を過ごすそうです。もちろん、仕事や学校がある人はいつもと

変わらないように過ごします。

 

しかし、ここ最近のラマダンである変化が起きています。

日本と同じく記録的猛暑で、炎天下での仕事に慣れているはずのイスラム教徒も

「こんなに暑いラマダンは初めて」と口をそろえることもあります。

 

各国は飲食を絶って働く労働者の体調不良を懸念し、

断食中断を容認する宗教令を出すなど異例の対応がされているのです。

仕事上、どうしても炎天下で作業をしなければいけない、という人ももちろんいます。

そうした場合には、特例が発令されることもありますが、

ムスリムの間ではそれでも断食するという人も多いそうです。

ラマダン中の食事は?

 

ラマダンの1日の時間としては平均的には、

朝5時半前後から夕方の5時前後の約12時間くらいでしょうか。

イスラム教徒は世界中どこにでもいます。もちろん日本にも。

各々の住んでいる場所で、ラマダンは行われています。

イスラム教徒にとっても「無理はしない」というのは

大切な心構えです。体調が優れない場合は最低限の飲食は摂ることができます。

 

断食と聞くとただ苦行のように思えますが、長い1日が終わったとき、

家族や友人と囲む食事の喜びはいつもの何倍にも増すといわれます。

食べないことによって、食に対する感謝の気持ちが自然に生まれてくるということですね。

 

ラマダン中、日中の断食を終え、最初に食べる食事のことを「イフタール」といいます。

日本語に訳せば「朝食」ブレックファスト、断食を破る食事です。

断食が終わって、家族みんなで同じお皿を囲む食事は笑顔になるし、会話も弾みます。

その料理を作る人たちも、家族が喜び満足できるメニューを作ってあげようと

思いますし、断食後の胃にやさしい軽いメニューにしたり、水分や栄養を多くとれる

メニューにしたりと、食べる人に対して思いやりを持つことができます。

 

家族とだけでなく、近所の人々や共にラマダンを終えた人たちがみんなで一緒に

教えを守りきったことを喜びながら食事をしたりもします。

断食で日中飲まず食わずだから、ダイエットになるんじゃないかと

思うかもしれませんが実は、その逆だったりもするんです。

 

普段の生活から、日中飲まず食わずの生活になるため日没後抑圧されていた食欲が爆発して、

つい食べ過ぎてしまう人もいます。

ラマダン後の食事は日本でいうところの正月みたいなものです。日が暮れたら、

家族や親せき一同が集まり、イフタールと呼ばれる断食明けの食事をします。

食べた後は、大して動くこともなくあとは寝るだけ。そして次の日のラマダンに備える

ということが1か月続くことになります。そうなると逆に太ってしまうこともありますね。

ラマダン中は水もだめで飲めない?熱中症の心配は?食事について解説

 

ラマダン中のそれ以外のルール

 

ラマダンとは、イスラム教徒が行う自身を清めて

イスラム教の信仰心を強めようとするためのものです。

断食以外にもいくつかの禁止事項があります。

 

禁欲・争いごと・悪口など、また喫煙も禁止されています。

日本人に馴染みの言葉で例えるなら「修行」と似たような感じでしょうか。

 

断食の基本ルールは、口を経て何かを体内に入れてはいけないということです。

じゃあ、歯を磨いたり、顔を洗ったりするのはいいのか?と思ったりもしますよね。

そのあたりも、宗教や国によって解釈の違いがあるので細かく規定されています。

 

イスラム教徒すべての人がラマダンを行わなければならないということではありません。

12歳ぐらいまでの子どもや、妊娠している女性、生理中の女性は断食が免除されます。

また、旅行している人や、疾病がある人も免除されます。

 

断食中のイスラム教徒の前での飲食を控えるのが礼儀とされているので、

もし自分が食事をしたければ場所を変えたり、一言断るくらいの配慮が必要です。

もちろん、断食を行っている人もそれを見て食べないでなどとは絶対言われません。

仕事は平常どおりにするのが義務とされているので、必要以上に遠慮することはありません。

 

ラマダン中は水もだめ?熱中症の心配は:まとめ

 

このように、世界中にはいろいろな宗教があります。お互いに相手の宗教に敬意を

払うという気持ちが大切ですね。

コメント