「てつのくじら館」・・・・名前から連想すると、
“楽しく子どもと過ごせる博物館”なのかしら?と、ちょっと思いませんか?
「てつのくじら館」は、呉市の海沿いに建つ「海上自衛隊呉史料館」の愛称です。
実際に使われていた潜水艦を、陸に上げて展示しており、潜水艦の内部も見学できるようになっています。
てつのくじら館の斜め向かいには、「大和ミュージアム」という愛称の「呉市海事歴史科学館」もあります。
「大和ミュージアム」は、おとなには見どころが多いですが、小さな子どもにはちょっと退屈かもしれません。
ですが「てつのくじら館」の方は、乗り物好きの幼児から小学生の男子にとって、まさにうってつけ!の史料館ではないかと思いますよ。
我が家の娘は・・・というと、中学校の行事で「てつのくじら館」に行っていますが、特に良いも悪いもなく,反応が薄かったですね・・・^^;
人には好き好きがありますので、とりあえず連れて行ってみて子どもの反応を見てみるのも面白いですよ。
おとなが楽しめれば、それだけでも良しということです。
呉は、歴史的に軍港の町として栄えてきました。
そして現在も呉には、海上自衛隊呉地方隊が置かれています。
「アレイからすこじま」という公園では、現役の護衛艦や潜水艦がイカリを下ろしているところを見ることもできます。
私の父親は海上自衛官でしたので、幼い頃から自衛隊に馴染みがありました。
学校では自衛隊について、あまり良いイメージのことを教わりませんでしたが、
私が住んでいた町で大きな山火事が起こった時、父親は自衛隊員として消火活動の指揮を執りました。
そんなこともあり、「私の父は人を助ける人」というイメージを子ども心に持っていました。
父は、毎日制服を着て出勤していましたので、その姿を見た友達から
「Nちゃんのお父さんの制服姿すごくかっこいいよねぇ!」と言ってもられ、ちょっと自慢でもありました。
この史料館では、自衛隊で現在も行われている活動状況が展示されています。
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)の館内見学所要時間・滞在時間は、混雑状況、カレーやおすすめのお土産などについて、ご紹介します。
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館):基本情報
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)の詳しい基本情報、画像、口コミなどはこちらをどうぞ→ てつのくじら館
所在地・場所
〒737-0029 広島県呉市宝町5-32
アクセス・行き方
(1)呉駅から徒歩で5分
「てつのくじら館」へは、JR呉駅から徒歩約5分ほどで到着します。
呉駅を出て「ゆめタウン」というショッピングセンターの中を通り抜けて行くと、
圧倒されるような大きさの潜水艦が目の前に現れます。
かなりインパクトがありますよ。
(2)クレアライン呉ICから車で5分
(3)呉中央桟橋から徒歩で2分
営業時間
9:00~17:00 (ただし、入館は16:30まで)
休館は、火曜日。火曜日が祝日の場合は、翌日休館。その他、年末年始(12/29~1/3)も休館
料金
てつのくじら館は、なんといっても入場料無料というところが嬉しいです。
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)見学の所要時間・滞在時間
「てつのくじら館」見学の所要時間ですが、
1時間半もあればじっくり見学できるのではないかなと思います。
史料館は3階建てで、「潜水艦と掃海」についての展示がされています。
1階~3階まで,それぞれのテーマに沿った
海上自衛隊資料もたくさん展示されていて、
海上自衛隊に対する理解の促進、
地域との共生に貢献することを目的としているということです。
1階には、
- 今日の海上自衛隊
- 海上自衛隊の歴史
が展示されていて、喫茶・軽食・お土産コーナーがあります。
そして1階には少しですが、2016年の劇場公開から
2年以上もロングラン上映された、アニメ映画「この世界の片隅に」の展示もあります。
呉の町、戦争、そしてかけがえのない日常生活が描かれている作品です。
ちなみに、この主人公が住んでいる設定の家は、
我が家から直線距離で100メートルほどのところなのですよ。
この映画、本当におすすめです。ぜひ機会があれば見てみてください!
そして2階は、「掃海」についての展示がされています。
- 掃海のあゆみ
- 機雷の種類と技術
- 掃海艇による掃海
- ヘリコプターによる掃海
- 掃海艇の構造と機能
- 掃海艇の種類と変遷
- 国際貢献
「機雷の種類と技術」の展示では、その構造の複雑さや脅威に触れ、
研究の活用を「国同士の争い」ではなく、
「地球全体の平和」に対して行っていく必要があるのだろうなぁと思いました。
機雷を除去する活動は、終戦から今もなお続いているということで、
未来を考えるきっかけになる展示です。
3階は、潜水艦についてです。
- 潜水艦とは?
- 潜水艦の機能
- 艦内生活
- サブマリナーへの道
- 潜水艦の変遷
- 魚雷の変遷
- 潜水艦にとっての脅威
- 潜水艦の救難
- 潜水艦あきしお(本物の潜水艦の中を見学できます)
「潜水艦の館内生活」では、潜水艦内のトイレやベッド、
食事を食べる時のテーブルやイスなどが展示されています。
とても狭い空間で生活していることが分かり、
「絶対ストレスたまるよね~」などと思いながら見学しました。
潜水艦に蓄えている真水は、たくさんの量はなく、
とても貴重なので、食器を洗う時には、まず海水で汚れを落としてから、
仕上げだけを真水で洗い流しているのだそうです。
狭い艦内なので、ジャガイモやタマネギなどは、
椅子の座る部分が蓋になっていて、中に貯蔵できるようになっていました。
では、いよいよ本物の潜水艦「あきしお」の中に入ります。
「あきしお」は1986年に就役し、さまざまな任務を遂行し、
2004年に除籍になっている75人乗りの潜水艦です。
長さは、なんと76.2メートルもあります。
中に入ると天井が低めで,廊下も狭く、
艦長室でさえ「どうしたの!」というくらい本当に狭いです。
太った人は、まず生活できないだろうなぁと思うほどの空間です。
潜水艦内には効果音が流れていて、
いかにも水中に沈んでいるような気分になります。
潜水艦内には、外からの光が入ってこないので、
夜の時間には赤い照明を灯し、朝昼の時間には
普通の照明を着けるというのも実際に体験できましたよ。
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)の混雑状況
私は土曜日の10時頃、「てつのくじら館」に入館したのですが、
この時間帯はまだ人がほとんどいませんでした。
10時~11時の間の1時間で、次々と来館者がやってきましたが、
混雑するほどのことはなく、自分のペースで見学することができました。
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)はカレーが有名?
てつのくじら館1階には、喫茶軽食コーナーがあり、
ここで有名なメニューが、数量限定の「あきしおカレー」です。
潜水艦あきしおで食べられていたカレーを忠実に再現しています。
ご飯が潜水艦の形をしていてかわいいです。
半分に切られて2つになったハンバーグは、くじらを表現しているとのことです。
味は、最初甘いのだけど、後からヒリヒリする辛さがきます。
でもとってもおいしいですよ~。
私が行った土曜日は、限定50食でしたが、平日は、20食ぐらいだとか。
喫茶軽食コーナーは、10時から開いていますが、
あきしおカレーの食券は、11時にならないと販売されません。
私は、「必ず食べてやる~」と意気込んでいましたので、
11時より前からコーヒーを注文して、コーヒーを飲みながら
11時が来るのを待ち、食券を手に入れました。
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)のお土産
観光した後のお楽しみは、やはりお土産選びですね。
てつのくじら館のお土産コーナーは、喫茶軽食コーナーの横にあります。
自衛隊部隊識別帽、海上自衛隊マグネット、スプーン、ワッペンなど色々取り揃えられています。
おすすめは、「呉海自レトルトカレー」です。
種類が7種類あり、各600円です。
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)の所要時間:まとめ
過去のつらく悲しい歴史を背負ってきた呉市。
広島・呉では、“未来や平和”について、今一度考えさせられるきっかけに出会えると思いますよ。
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