G7とはわかりやすく説明すると?参加国はどこ?などについて解説

G7とはわかりやすく説明すると?参加国はどこ?などについて解説 その他

毎年、1年に数回はG7という言葉をニュースでよく聞きます。

ところで、あなたはG7が何の略で、参加国を全部言えますか?

聞いただけで、中学生の社会科のテストに時事問題で出そうな雰囲気ですね。

そこで今回は、G7についてわかりやすくお伝えします。

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G7とはをわかりやすく説明!

 

G7(ジーセブン)はGroup of Sevenの略です。

日本語では、主要7か国または、先進7か国首脳会議と訳され、通称サミットともいわれます。

例えば、「九州・沖縄サミット」「北海道・洞爺湖サミット」

「伊勢志摩サミット」が日本で開催されたときに使われた名称です。

 

このサミットはsummitを日本語に訳したもので、

会議に出席する首脳を各国の「山頂」に例えたものです。

 

参加国は?G7とはどこの国のこと?

 

G7の参加国はどこでしょうか?

アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・日本・イタリア・カナダ

以上の7か国です。

それだけではありません。

欧州連合(EU)の代表も参加します。

 

参加国の首脳は各国1人ですが、欧州連合からは

「欧州会議理事長」と「欧州委員会委員長」の2人が参加します。

というわけで、G7は7つの国と1つの地域の代表の合計9人がメンバーです。

 

実は、G7と呼ばれる会議はもう一つあります。

「G7財務相・中央銀行総裁会議」です。

財務相は財務大臣のことで、日本では財務大臣と日本銀行総裁が参加します。

そして、参加国は首脳会議と同じですが欧州連合(EU)からは、

欧州中央銀行総裁とユーログループ議長、欧州委員会(EC)委員、

欧州中央銀行(ECB)総裁が出席します。

また、IMF専務理事、世界銀行総裁も招待されます。

 

新しい言葉がたくさん出たので、簡単に説明しますね。

現在ヨーロッパでは、多くの国で統一通貨「ユーロ」が導入されています。

従って、各国の財務省や中央銀行と同じ機関が「ユーロ」に対しても存在します。

それぞれに大臣や総裁にあたる人がいますので、該当する人がG7に参加します。

 

そして、世界経済について話し合う会議ですので、IMFや世界銀行も代表が招待されます。

IMFは「国際通貨基金」のことで、国際連合の専門機関です。

主な仕事は国際金融や為替相場の安定化を図ることです。

また、世界銀行は世界189か国が加盟する国際機関です。

世界各国の政府から債務保証を受けた機関に対して融資を行います。

 

つまりG7財務相・中央銀行総裁会議は、国際的な経済・金融問題に関して

話し合う会議で、そのために欠かせない立場の人たちが一堂に集まります。

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G7の意味や影響力は?

 

G7が最初に開催されたのは、1973年のオイルショックが原因の

世界不況を話し合うために財務大臣が集まったものです。

当時は東西冷戦時代で、資本主義である西側諸国の

アメリカとヨーロッパ諸国、日本だけが集まりました。

 

そして、1975年にフランス大統領がイギリス、アメリカ、

日本、西ドイツを招待して始めた会議がG7のもとになっています。

当時の5か国で人口は世界の1割ですが、

経済規模は世界の6割を占めていました。

その5か国の経済的なピーク時は世界の7割を占めていましたが、

その後減少を続けています。

 

リーマン・ショックもあって、現在の経済規模は5割に満たないものです。

しかし、今でもG7は続いています。

その理由をご説明します。

 

G7財務相・中央銀行総裁会議の影響力

G7が開催されるまでは、世界の経済の中心はアメリカでした。

その理由は、アメリカのドルが世界の基軸通貨だったからです。

ところが、G7の財務大臣・中央銀行総裁会議が開催されるようになると、

それまで秘密に決められていた為替相場やマクロ経済について

会議の結果が声明として公表されるようになりました。

 

アメリカの意志で決まっていた世界経済が、

G7の口出しができるものにかわったのです。

公表された声明に市場が反応する、

つまり世界経済に大きく影響を与えるようになりました。

G7首脳会議の存在意義

そして、G7首脳会議です。

現在では、地球温暖化や難民問題、世界の貧困や食料危機、

途上国の保健や教育問題など地球規模の問題を話し合う場になっています。

国際連合(国連)も同じような問題を取り上げますが、加盟国が多く

それぞれの立場を主張するために、個々の問題に対してなかなか合意できません。

もちろん国同士の利害も複雑に絡み合います。

 

また、このような地球規模の問題は、よくある首脳同士の2国間協議で決められる問題でもありません。

G7の最大の特徴は、首脳同士がひざ詰めで協議することです

少人数の首脳が遠慮なく意見を述べ、注文をつけ合います。

 

首脳外交は、形式的なものもありますが、G7サミットはいわば合宿です。

1泊2日の合宿で、同じ釜の飯を食べながら話し合いを続けます。

これって仲良くなりますし、言いたいことも言える仲になります。

首脳同士が仲良くなって何でも言えることは、とっても大切なことなのです。

西側諸国の結束を世界中に見せつけることが現在のG7の存在意義です。

G7とG20の違いとは何?

 

さて、首脳会議はG7の他にG20(ジートゥエンティ―)もあります。

Gの後ろの数字の違いは参加国の違いです。

G20の参加国はG7にロシア、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、

中国、インド、インドネシア、メキシコ、サウジアラビア、

南アフリカ、韓国、トルコ、欧州連合を加えた国々です。

G20では、欧州連合もカウントされます。

 

また、ロシアはG8としてサミットに参加していましたが、

2014年にクリミア併合を強行したので、

G7には参加停止中ですが、G20には参加しています。

この参加国はG7以外の国は経済規模が大きいこと、

つまり、世界に与える経済的な影響力が大きいことが参加の理由です。

 

G20は、アジア通貨危機の後の1999年に開催された

G20財務相・中央銀行総裁会議が最初です。

そして、リーマン・ショックの対策を話し合うために2008年には、

首脳会議も開催され、その後毎年開催されています。

 

先ほどお話した、リーマン・ショック後のG7の経済規模の減少は、

新興国の台頭を意味しています。

つまり、世界経済を話し合うためにG7だけでは

どうにもならなくなって、G20に拡大したわけです。

経済規模が拡大することは、政治の場でも存在感を増し、

発言力が高まることを意味します。

 

でも、G20はG7と雰囲気が異なります。

やはり参加国が多いので、トコトン仲良くできないようです。

 

まとめに代えて

 

今回は、G7についてわかりやすくお伝えしました。

これからはG7や国際会議のニュース映像を見る時に、

記念撮影のシーンや会議が始まる前のリラックスタイムをよく見てください。

首脳同士が冗談を言い合ったり、少しの時間を惜しんで話し合いを重ねる姿が映し出されます。

この時間にも、世界は動いているのです。

仲良くなったから、言えることもあるのです。

直接会って話をすることは、いつでもどこでもどんな立場でも、人間関係においては最も重要なことなのです。

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