料理に使う定番食材、玉ねぎ。1個丸ごとの物を買って調理するのが一般的ですが、
一度に使い切れることってあまりありませんよね。
水分量の多い玉ねぎは腐りやすく、保存に気を使います。
いったいどうやったらおいしく、長期的に玉ねぎを保存することができるのでしょうか?
この記事では、玉ねぎを切った後の保存方法・保存期間や賞味期限をご紹介します。
玉ねぎを切った後の保存方法・保存期間や賞味期限
切った玉ねぎは、切り口から劣化が進んでいきます。
冷蔵保存するときは乾燥を防ぐためラップで密閉するのがポイント!
薄くスライスした玉ねぎに関しては、ジップ付きの袋やタッパーに入れて冷蔵庫で保存するのがいいでしょう。
半分に切った玉ねぎの保存期間は1~2週間、スライスした玉ねぎは3~4日が賞味期限です。
時間とともに味は落ちてきてしまいますので、早めに食べきるようにしましょう。
玉ねぎを切った後、野菜室で保存するときに臭いがしないためには
切った玉ねぎを野菜室に入れておいたら、開けたときに猛烈な玉ねぎの臭いが!
ほかの野菜にも臭いが移ってる!なんてことありますよね。
どうやったら玉ねぎの臭いを抑えることができるのか、その方法についてご紹介します。
1つ目の方法としては、ラップに包んだ玉ねぎをさらにジップ付きの保存袋に入れるということです。
二重に密閉することで、臭いの拡散を防いでくれます。
また、玉ねぎを薄めたお酢につけておくことも効果があります。
臭いのもとであるアリシンという成分をお酢が分解してくれるのです。
そして、玉ねぎを切る際の切り方にも臭いを軽減するポイントがあります。
それは玉ねぎをなるべくつぶさないということです。
アリシンは玉ねぎの組織が破壊されることによってできます。
30°くらいの角度でやさしく切ってあげることで、アリシンの生成を抑えることができます。
3つ目は、保冷剤を溶かしたものやお茶やコーヒーの出がらしを乾燥させたものを野菜室に一緒に入れておくという方法です。
消臭剤の役目を果たしてくれるので、臭いを消すことができます。
玉ねぎを切った後に保存した玉ねぎ、腐っていないか見分けるポイント
冷蔵庫にしばらく放置された玉ねぎ、食べられるのかどうか不安になることってありませんか?
ここでは、玉ねぎが腐っていないか見分けるポイントをご紹介します。
まず重要なのが、臭いです。
もともと臭いのある玉ねぎですが、腐っている場合はいかにも悪臭といったきつい臭いがします。
玉ねぎ本来のにおいとは違うものなので、見分けやすいと思います。
次に触った感触です。
腐った玉ねぎはやわらかくなり、ブヨブヨとした感触になります。
スライスした玉ねぎに関しては、水分が出てきてヌルヌルした感触になっていたら危ないと思ってください。
玉ねぎの一部分だけが腐っている場合は、その部分を取り除けば食べることができます。
色や味がおかしいなと思った時は、迷わず捨てるようにしましょう。
切った玉ねぎは冷凍できる?
切った玉ねぎを長期間保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。
生のままでも、加熱してからでも冷凍できます。1か月程度保存できるので便利ですね。
玉ねぎは冷凍することで食感が失われてしまいますので、シャキシャキとした食感を楽しむ料理には向きません。
一方で、あめ色玉ねぎをつくりたいときにはおすすめです。
冷凍することで玉ねぎの細胞が破壊され、炒めたときに水分が蒸発しやすくなります。
普通なら1時間ほどかかってしまうあめ色玉ねぎですが、冷凍した玉ねぎを使うことで大幅に時間を短縮できます。
カレーやオニオングラタンスープを手早く作りたいときにおすすめです。
また、玉ねぎを冷凍することによって甘みを増やすことができます。
半解凍してサラダに入れても辛くなく、味なじみがいいです。
そして味なじみがいいということは、ドレッシングをつくるのにも向いているということになります。
また、冷凍しておくことのメリットは少量使いたいときに便利だということです。
玉ねぎをみじん切りにして袋に平らになるように入れ、冷凍しておけば使いたい分だけ折って料理に入れることができます。
都度みじん切りにする手間も省けますし、大さじ1杯分だけ入れたいというときにも便利です。
加熱調理に使うときは、解凍する必要もありません。
玉ねぎを切った後の保存方法:まとめ
サラダにハンバーグ、スープなど様々な用途に使える玉ねぎ。
料理をする人なら頻繁に使う食材ですが、一人暮らしだと1玉を一度に使い切るのはなかなか難しいですよね。
冷蔵庫に入れておいたものの、いつの間にか腐ってしまっていたという人や、
切った状態だとどれくらいもつのかわからないという人のために、
切った玉ねぎの保存方法や腐っているかどうか、見分けるポイントについてご紹介してきました。
保存方法を工夫すれば、玉ねぎは長期にわたって使うことのできるコスパの良い食材です。
上でご紹介した冷凍保存の場合は、生で使うよりも調理を効率的にしてくれる面もあります。
冷凍玉ねぎを使った時短レシピは数多くあるので調べてみてくださいね。
賢くおいしく、玉ねぎを使い切りましょう!
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