ケーキって、見ているだけで幸せになります。
そして一口食べた瞬間に、とろけそうになっちゃいますよね。
でも、そんな時間も束の間。
食べきれなかったケーキを前に、哀しみが「賞味期限」の言葉を連れてきます。
今回は、ケーキの中でも賞味期限にズームしてお伝えします。
ケーキの賞味期限が長いケーキの種類
最も賞味期限が長持ちするのは、チョコレートケーキです。
生チョコは日持ちしませんが、ガトーショコラのようにしっかりと焼いてあるものが長持ちします。
チョコレート以外でも、いわゆる焼き菓子系のケーキが賞味期限は長いです。
その中でも、ガトーショコラはチョコレートを使用しているのがポイントです。
ザッハトルテは生クリームがトッピングされていなければ、同様に長持ちします。
チョコレート自体に防腐効果があるからです。
賞味期限が長くなる理由は?どうして焼き菓子系は賞味期限が長いのでしょうか?
ポイントは、雑菌が繁殖しないからです。
では、なぜ雑菌が繁殖しないのか?
ケーキを焼く時は200℃以上のオーブンで長時間焼くからです。
この工程で、ほとんどの雑菌が死滅するからです。
そして、もう一つが腐敗する原因の水分がないことです。
つまり、生クリームのデコレーションやフルーツがトッピングされているものは、ケーキよりもデコレーションやトッピングの方から腐り始めます。
ということは、焼き菓子系でもデコレーションやトッピング、中にフルーツが入っていないものが賞味期限は長くなります。
ガトーショコラ以外では、パウンドケーキ系が賞味期限は長くなります。
この時気をつけたいことは、フルーツが入っていないことです。
そして、腐敗防止効果のあるものは長持ちしますので、パウンドケーキでもブランデーケーキが長持ち系といえます。
ブランデーケーキに近いもので、サヴァランがあります。
中にブランデーを入れたものではなく、後からブランデーをしみこませたものです。
これも日持ちがします。
ケーキの種類別の賞味期限
ガトーショコラは、5日から1週間が目安です。
パウンドケーキも同様ですが、ブランデーケーキは2週間くらい大丈夫です。
チーズケーキは2種類あります。
ベイクドタイプは、3日から4日間は美味しく食べられます。
レアチーズタイプは2日くらいです。
一般的な生クリームを使用したデコレーションケーキは、翌日には食べきりましょう。
ただし、バタークリームを使用したデコレーションケーキは3日くらい食べられます。
そして、最も賞味期限が短いのはカスタードクリームを使用したものです。
ケーキではありませんが、シュークリームは翌日には食べないでください。
また、マスカルポーネチーズが魅力的なティラミスも加熱してないので、翌日にはやめた方が無難です。
シフォンケーキは焼き菓子系ですが、中の材料に水分が多いので、3日を目安にしてください。
パイ系はカスタードクリームをふんだんに使用したものは、翌日には諦めましょう。
アップルパイのような加熱した果物が入っているものは、3日くらいですが生のフルーツがトッピングされたものは、翌日には完食しましょう。
ケーキの賞味期限を延ばすには?
ケーキを少しでも長く日持ちさせたいのであれば、冷蔵保存することです。
先ほどの紹介した賞味期限も、基本的には冷蔵保存されたものです。
そして、もう一つ賞味期限を延ばす方法は、トッピングを外すことです。
某パンメーカーがクリスマスに販売するケーキのイチゴは別になっていて、後のせでした。
これがミソです。
フルーツから傷んでくるので、苦肉の策です。
そこで冷蔵保存すると、どうしても乾燥してケーキがパサつきます。
でもラップをするとせっかくのデコレーション(生クリーム)が、原形をとどめなくなってしまいます。
ケーキ屋さんが入れてくれたボックスは、隙間がありますのでどうしても乾燥してしまいます。
で、タッパーに入れ替えますが、ふたの上にケーキをのせて収納すると、ケーキが取り出しやすくなって、形も崩れません。
まるで、ケーキの保存容器に入れた状態になります。
もちろん市販のケーキ専用の保存容器も使えます。
ホールタイプですが、手作りが好きな方やホールタイプを購入することが多い方におすすめです。
また四角いものやロールケーキ用の長方形のものもあります。
保存容器でも、ふただけのカバータイプもあります。
お皿にのせたケーキにラップをしないで保存できますので、お値段も容器タイプの半額以下です。
手作りケーキの賞味期限を延ばす方法は?
市販のケーキではなく、手作りケーキの賞味期限を延ばしたい場合は、殺菌と水分対策です。
ケーキ屋さんでは、使う道具や手袋にこまめにアルコールスプレーを吹きかけています。
もちろん食品用のタイプですが、食中毒対策です。
そして、使う道具の水分も管理が徹底しています。
メレンゲを泡立てる時に、ボウルに水分があるとしっかりとした泡が立ちません。
それだけでなく、様々な場面でも道具に水分がつかないようにしています。
自宅でケーキを作る時は、ここまでの管理は難しいです。
でも、ケーキ以外でも自宅で調理したもので食中毒になることもあります。
面倒でも道具を使用する前に除菌スプレーや、使用後の道具管理を徹底しましょう。
やらないよりは、やった方が確実に効果は現れます。
ケーキの賞味期限切れは食べても大丈夫?
ケーキが冷蔵保存されたもので、見た目やニオイに変化が無ければ、食べても大丈夫です。
そしてご自身の体調と相談して決めてください。
また、賞味期限切れのケーキを食べて体調が悪くなった時は自己責任であることをしっかりと自覚してから、食べましょう。
もちろん、賞味期限より前でも保存状態が悪い時には、腐っていることもあります。
クリームの部分が分離して水が浮いている、購入した時と色やニオイが違うなど、少しでも?と思ったら、残念ですが食べるのは諦めましょう。
ケーキの冷凍保存は可能?
ケーキを冷凍保存できるかどうかは、ケーキの種類によります。
生のフルーツがトッピングされたものやカスタードクリームを多く使用したものは、冷凍に不向きです。
ガトーショコラやフルーツを取り除いたデコレーションケーキ、モンブランは冷凍保存できます。
もちろんチーズケーキも大丈夫です。
ロールケーキは生のフルーツを使用していなければ、冷凍できます。
ガレット・デ・ロアも焼き菓子系で、トッピングが無いので冷凍できます。
ケーキの賞味期限でもう一つの分類方法
ケーキの販売店によっても、賞味期限は異なります。
最も賞味期限が短いのは、手作りです。
その次に短いのは、高級店いわゆるパティスリーのケーキです。
そして、最も賞味期限の長いのは安いケーキです。
ポイントは、防腐剤や保存料が使用されているからです。
高級店が「本日中にお召し上がりください」という理由は、添加物を使用していないからです。
ケーキの賞味期限で長いのはどの種類?:まとめ
今回は、ケーキの賞味期限の長いものについてお伝えしました。
最も賞味期限の長いものは、焼き菓子系のデコレーションやトッピングのないものです。
反対に賞味期限が短いものは、生のフルーツがトッピングしてあるものや、生クリームの
デコレーションケーキです。
チョコレートやブランデーを使用したケーキは防腐効果があるので、賞味期限が長くなります。
どんなに美味しいケーキでも、やっぱり出来立てが一番美味しい状態です。
保存するよりは、できるだけ購入した日のうちに食べきりましょう。

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