子供が成長していくにつれて、子供部屋の問題は必ず生じてきます。
リフォームの番組などでも子供部屋を工夫している様子をよく観ませんか?
とはいえ、昨今の住宅状況を考えると「十分な広さは与えられない、、、」
と悩んでいる親御さんもいらっしゃると思います。
そんな悩みに対して、男女の兄弟で子供部屋が同じなのは問題か、部屋の広さや仕切りで分ける必要性や時期などについてまとめましたので、参考になれば幸いです。
男女の兄弟で子供部屋が同じなのは問題か
兄弟が同性であれば、同じ部屋というのもできなくはないです。
ただ、男女の兄弟である場合は、子供部屋を別にした方が良いです。
成長するに従って、それぞれの身体的な差が現れてきます。
それぞれが身体の差を意識しますし、
女の子の場合は初潮を迎えるとホルモンバランスの乱れもあり、かなりナイーブになることもあります。
そういうことも配慮しあえる兄弟関係であればいいですが、そんなのはごく少数です。
身体的な差が出る時期は精神的にも大きく変化する時期でもあるので、子供部屋を別にできる方がいいでしょう。
また、男女の兄弟間で「身体を触られて嫌な思いをした」という人は少なくはありません。
そのことを親に言えない子や、
親から見たら「仲がいい兄弟」と思われてしまい、辛い思いをしたという話もあります。
部屋を別にするくらいでこの問題を完全に解決できるわけではありませんが、
配慮をしてあげる姿勢は大切だと思います。
男女の兄弟の場合、子供部屋に仕切りを作れば良い?
男女の兄弟の部屋はプライバシー確保のために別である方が良いです。
やむをえず部屋を仕切る場合、
カーテンやパーテーションなどを利用することもあるでしょうが、
できれば本棚などの家具できちんと仕切りを作った方が良いです。
男女の兄弟の子供部屋を別々にする時期はいつが良いか?
子供部屋を別々にする時期ですが、
女の子は小学校高学年になった時、男の子は中学校に入った時、というのがよく言われています。
これは、「第二次性徴期」と言われ、いわゆる思春期に突入していく時期です。
体と心の両面から大人へと大きく成長する時期であり、早い子では小学4年生ごろから始まります。
大抵女の子の方が早く、男の子はその2年後くらいに始まります。
自分の体の変化に不安になり、また、周りの子との違いも気になり悩みやすくなります。
男女交際や性的な興味も高じてくる時期でもあります。
それぞれのプライバシーに配慮して部屋を分ける方が良いと思います。
また、その後は反抗期にも入ります。
この時期に家族の過度な干渉が悪影響にある場合もあるので、1人になれる部屋は重要です。
男女の兄弟の子供部屋の広さはどのくらいが良いのか
では、男女の兄弟の子供部屋の広さはどれくらいであれば良いのでしょうか。
子供専用のテレビやパソコンを持たせている場合は、広い部屋がどうしても必要になってきます。
ただ、近年では子供部屋にテレビやパソコンをおくと引きこもりになってしまうとも言われており、問題視もされています。
家族のリビングなどで共用のものを使用させて、
家族とのコミニュケーションをきちんと確立するようにしているご家庭も多いと聞きます。
リビングで勉強する方が学力が上がると話題となり、
東大に行く子供の多くはリビングで勉強していると特集が組まれる事もありました。
勉強に関していうと、親が子供のやる気をうまく引き出す力があるならいいですが、
そうでなければリビングで行うことが必ずしも良いことではないと思います。
勉強が専門的になってくる中学や高校では個人で勉強する環境の方が良いと思いますが、子供の意思に任せる方が良いでしょう。
男女の兄弟では寝室を別にするのは必須であるので、
子供部屋はベッド(あるいは布団が敷けるスペース)と勉強机、本棚がおける広さが最低限必要となります。
具体的にはだいたい6畳あるいは4.5畳くらいの広さになるでしょうか。
これは、男女差は関係なく、子供部屋一人当たりの必要なスペースと思います。
子供部屋を別々にするだけの家の広さがないときは?
子供部屋一人当たり4.5畳としても、兄弟それぞれに確保するとなるとやはり広さがいります。
どうしても別にできない場合は、寝る時だけでも別にする配慮はしてあげましょう。
私たちの場合&知り合いの男女兄弟の子供部屋の工夫!
私の家では上の兄弟が小学生高学年の時に家を新築したので、子供部屋は確保されていました。
私の上には二人の兄がおり、10畳ほどの部屋をあてがわれていましたが、
将来的に部屋を分断することも考えて、引き戸は二つ設けられていました。
特に気にならなかったらしく、結局分断しないままでしたが、
流石に大学受験の時にはナーバスになったらしく、父親の書斎を上の子にあてがっていました。
私は二人とは年が離れていて、しかも異性であり、幼稚園年長くらいで4〜5畳ほどの部屋を与えられました。
その時点から独り寝をするようにベッドも購入してもらっていましたが、
ちゃんと一人で寝れるようになったのは、小学校2年生か3年生ごろだったと思います。
また、他の家庭ですと部屋が狭くて、一人部屋をどうしても確保できないご家庭でも、
一人分くらいは確保できるので、長子の方に一人部屋を与えているケースが見られました。
これは、長子の尊厳を確保する意味合いもあります。
部屋の広さにばらつきがあり、不公平を訴えているご家庭では、定期的に部屋の交換が行われていました。
あと、子供が受験期でどうしても一人部屋でなくてはいけないという状況になった時は、
リビングだけは確保して、夫婦の寝室も含め、他の部屋を子供に与えていました。
その時はリビングでご夫婦は寝ていました。
受験となると子供もいつもと違う雰囲気を察するので、兄弟の一人部屋を受け入れることが多いです。
子供部屋をきちんと確保できたらいいですが、
そうでない場合は、子供の状況に合わせて流動的に家を使ったらいいと割り切ると、できる工夫は沢山あります。
男女の兄弟で子供部屋が同じなのは?:おわりに
そもそも、子供の部屋なんていらないという意見もあります。
ただ、私の場合は模様替えをするのが好きで、月に一回くらいは家具を動かしていました。
部屋の広さは4.5畳くらいです。
他の兄弟はほとんどしていませんでしたので、私の個性だったと思います。
子供に部屋を与えると、子供の個性が見えて面白いと思います。
部屋がないと個性が出にくい、なんてことはありませんが、
個性を育む土壌として、子供個人のスペースを確保してあげることも考えてみてはいかがでしょうか。
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