孫のことになると、どうして祖父母はたくさんのお祝いをくれるのでしょうか?
貰うとありがたいのですが、金額が多いとドン引きです。
それ以上にお祝いを貰うと、お返しが気になりますよね。
そこで今回は、七五三の祖父母からのお祝いに対する内祝いについてお伝えします。
七五三の内祝い、祖父母には必要?
結論は、祖父母からもらった七五三のお祝いにお返しは必要ありません。
もっと言うと、小学校の入学祝いも○○学校の合格祝いもお返しはいりません。
そうは言っても、貰いっぱなしも気が引けます。
そこで、近くであれば七五三のお祝いに招待して一緒にお祝いをします。
つまり、祖父母からのお祝いを原資に、七五三をお祝いするわけです。
もともと、祖父母からのお祝いは、行事の足しに使って欲しいという意味も込められています。
我が家では、古式ゆかしく実家から七五三の衣装が届きました。
この金額を考えると、祖父母から3万円とか5万円のお祝いも納得できると思います。
知り合いの家では、従兄から着物を借りたので、貰ったお祝いは小学校入学用の洋服に使って両方の写真を撮って、祖父母にプレゼントしたそうです。
事前に借りることを言ってあったので、現金で貰ったと教えてくれました。
祖父母への七五三の内祝いは、何がいい?
世間では、名入れのグッズを紹介しています。
子供の写真とかも喜ばれます。
我が家も、撮影してもらった写真を両方の祖父母にプレゼントしました。
それに加えて、我が家ではお赤飯とお菓子、地元の昔からのお祝い返しの品を贈りました。
お菓子は和菓子屋さんの生菓子の詰合せで、鶴や亀、松竹梅などが入っています。
普通の大きさより大きい、生菓子のセットです。
私の住んでいる地域では、子供のお祝いには、昔からこのようなお菓子をお返し使っていました。
出産祝いや小学校の入学祝いを貰った時に、紅白のお饅頭や求肥(ぎゅうひ)を返します。
ですから、和菓子屋さんに注文すると、用途に合ったお菓子を作ってくれます。
そして、地元の昔からのお祝い返しの品は、かまぼこ料理です。
鯛や鶴亀などお目出度い形をしたかまぼこの詰合せです。
実は、この和菓子も、かまぼこ料理も慶弔両方に使います。
お祝いのお返しだけでなく、法事のお返しにも使います。
熨斗紙がお祝いと弔事と異なるように、和菓子もかまぼこ料理も中身が変わります。
そして、お祝のお返しは、親しい間柄の方にお裾分けし、「お福分け」と呼ばれています。
相場は?
本来返す必要のないものですので、一般的なお返しの相場と異なります。
総額で5千円から1万円といったところでしょうか。
我が家のように昔からのお祝い返しの品で、宅配便か手渡しかで悩む距離であれば多少値段が張ってしまいます。
貰った金額を気にしないで、「お祝いを使わせていただいて七五三をしました!」みたいな報告ができれば、OKだと思います。
でも、義理の関係もありますので、要注意です。
いつ渡す方がいい?
七五三のお祝いが終わったら、勢いで渡します。
お祝いに招待することもありますから、その場合は当日渡します。
重いものであれば、その旨を伝えて宅配便で送ります。
名入れグッズで業者から直送のものであれば、七五三のお祝が終わった頃に届くように手配します。
いずれにしても、七五三のお祝いが終わったらなるべく早く渡します。
七五三の内祝いに適したもの・適さないものやマナー
七五三の内祝いに適したものは、孫を前面にだしたものです。
熨斗紙の表書きも孫の名前で書くくらいですから、主役は孫です。
写真スタジオで撮影した孫の写真は、内祝いに絶対おすすめです。
祖父母がトロトロに溶けてしまう「孫の笑顔」は天下無敵の最強アイテムです。
電話で「おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう」と孫が直接伝えると、なお効果的です。
七五三の頃の子供の笑顔は、ホント可愛いです。
しかも、プロの写真は違います、我が子に見えません。
(すみません、親バカです。)
でも、ギフトっぽくない!という方には、温泉旅行をおすすめします。
最近はカタログギフトより、体験型のギフトの方が喜ばれます。
高齢者夫婦だけの生活では、食べきれない量の食品は困ってしまいます。
反対に七五三の内祝いとして適さないものは、現金や商品券です。
「好きなものを買ってください」といった意味ですが、目上の人に現金を贈ることは失礼になります。
また、刃物は縁切りになりますし、陶器やガラスなどの割れ物は縁が壊れるといって嫌うこともあります。
手渡しする時は、孫を連れて行って「ありがとうございます」と伝えます。
「おかげさまで、無事に七五三のお祝いができました」と感謝の気持ちを必ず付け加えます。
遠くに宅配で送る時は、メッセージカードを添えましょう。
孫直筆のメッセージカードは、祖父母に効果抜群です。
我が家でも、絶大な効果を発揮しました。
実は、お返しに孫の直筆メッセージを添えたら、受け取った連絡とお礼の電話がかかってきました。
祖父母は狂喜乱舞していましたから、その効果は証明済みです。
1週間くらいは、写真とメッセージカードを眺めて過ごしていたらしいです。
そして、お正月に行った時に、メッセージカードが飾ってありました。
子供も自分のお祝いに、自分でお礼をする初めての体験になって嬉しかったみたいです。
祖父母への七五三の内祝いのおすすめ品
七五三の内祝いとして、記念に残るものであれば、高級なバスタオルやひざ掛けもおすすめです。
バスタオルは何枚あっても良いのですが、高級なものはプレゼントに最適です。
また、七五三が11月ですので、「寒くなる時期に暖かくしてください」といった意味を込めてひざ掛けも喜ばれます。
お年寄りは、細かいことをよく覚えています。
これは誰からもらったとか、けっこう覚えています。
侮れません。
まとめ
今回は、七五三の祖父母からのお祝いに対しての内祝いについてお伝えしました。
祖父母からの子供のお祝いには、基本的にお返しは不要です。
貰ったお祝いを元手にして、できる範囲で七五三のお祝いをしましょう。
それがやっぱり、一番うれしいようです。
孫の行事はきちんとしてやりたい、祖父母の気持ちをありがたく頂戴して、報告を兼ねた内祝いを返しましょう。
主役は子どもです。子供の笑顔には勝てません。
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